将来海外移住やカレッジ・大学進学を検討している方であれば、一度は聞いたことがある英語能力を測る試験、IETLS。これから勉強を始めようと思っている方、または初受験を控えている方へ、日本・カナダの両方で IELTS受験経験のあるノース・ピークスタッフが、試験当日の流れや注意点をご紹介します!
※こちらはペーパーベースのテストについての記事になります。
現在はコンピューターベースのテストも実施されていますが、コンピューターベースのスコアは教育機関によっては受け付けてくれない場合があるため、事前に確認しましょう。
IELTSのテストは2種類ある
General Training – ジェネラル・トレーニング
General Trainingテストは海外への移住申請をする際に、どの程度の英語力を持っているかを証明するテストです。このIELTS General Trainingのスコアはカナダ・イギリス・ニュージランドへの移住申請の際に利用することができます。
Academic – アカデミック
Academicテストは海外のカレッジや大学へ進学する際に、どの程度の英語力を持っているかを証明するテストです。学部やコースによって定められているスコアがあり、入学願書を提出する際に、基準を満たしているスコアを提出する必要があります。
テスト内容
General Training・Academic、どちらのテストも以下の内容で構成されています。
テスト時間 | テスト内容 |
リスニング(40分) (うち10分間の答案用紙への答えの書き写しタイム) | General&Academic共通 Section 1:二人の人物による日常会話 (空欄穴埋め) Section 2:日常会話におけるモノローグ (記号選択問題) Section 3:学生同士・学生と教授との複数人よる 学校での会話 (空欄穴埋めor記号選択問題) Section 4:学術的内容のモノローグ (空欄穴埋め問題) |
リーティング(60分) | <Academic> 本や専門雑誌、新聞などから抜粋された専門性のある学術的内容が出題 <General> 日常生活で出くわすような広告やビジネス文書などが出題。一番最後にアカデミックでも出題されるような学術的内容が出題 |
ライティング(60分) | <Academic> Task 1:グラフ・図・表を分析し説明する文書を書く。 Task 2:社会問題などに対する議題に対し、 自分の考えを論理的に述べるエッセイを書く <General> Task 1:お礼や依頼、謝罪の手紙を書く Task 2:社会問題などに対する議題に対し、 自分の考えを論理的に述べるエッセイを書く |
スピーキング(15分) | General&Academic共通 Part 1:自己紹介と日常生活に関する内容 Part 2:スピーチ お題カードを渡されるので、1分でスピーチを考え、 (メモOK)2分でその内容についてスピーチする Part 3:ディスカッション Part2でスピーチした内容と関連したトピックでさらに 深掘りした内容を試験管とディスカッション |
IELTS受験当日の流れ
ノース・ピーク留学センタースタッフは日本でもカナダでもこのIELTSを受験したことがあるのですが、受験の流れやテストの内容に特に違いはありませんでした。強いて上げるとすれば、カナダの方が Genteal・Academicともに受験日が日本よりも多く開催されているといった印象です。
カナダでIELTSを受験したい方はIELTSカナダの公式HPから受験申し込みができます◎
①IELTS受験の朝は早い
当時の会場や状況によって異なりますが、 IELTSの試験は朝9時台からスタートします。
そのため会場での受付や手続きのため、朝8時過ぎには試験会場へ到着する必要があります。
受付手続きでは、
・ジャケット、時計、荷物、携帯電話等、筆記用具以外の全ての持ち物を預ける
・身分証明書の提示(パスポート) ※申し込み時にパスポートデータを提出しています。
・顔写真の撮影(IELTSのスコア表に自分の顔も載ります)
・指紋採取(不正受験を防ぐため)
これらを全て完了してから試験を受ける部屋へ向かいます。
英検やTOEICとは大きく異なり、受付手続きも多く、厳重な雰囲気の試験会場です。
②リスニング・リーティング・ライティングはぶっ通しで受験
試験管のアナウンス(このアナウンスは日本で受験しても英語です。)や解答用紙への受験番号の記載が終わると、試験管の合図によりリスニング→リーティング→ライティングという順番で試験がスタートします。
※ちなみに会場によるかと思いますが、カナダのリステニングですとは個人個人にヘッドフォンを配り、そのヘッドフォンからリスニング問題が流れてきました・・!
各スキルごとに制限時間は決まっていますが、一度テストがスタートすると、トイレ休憩はありません!
どうしてもトイレに行きたい場合は、手を挙げて試験管に伝えるとスタッフ同行で会場を出てトイレへ向かうことができますが、自分のテスト時間を削ってトイレに行くことになるので、テスト当日はコーヒなどは避けた方がいいかもしれませんね。
③スピーキングテストまで一旦解散。試験まで自由時間。
お昼頃に大体ライティングのテストが終了します。 IELTSのスピーキングテストは試験管との一対一の面接スタイルのため、一人一人、予め試験時間が割り振られています。
人によっては空き時間が1時間だけの場合もあれば、同じ日にたくさんの受験者がいる場合は4・5時間も時間が空いたり、日本の東京など大都市での受験になるとスピーキングテスト日時は二日間に分けられ、翌日に持ち越すスケジュールになる方もいます。
(スタッフがトロントで受験した際は、試験会場も日程もたくさんあったので、翌日に持ち越すとかはなさそうでした。)
この間にお昼ご飯を食べたり、スピーキングテストに向けて最終準備をしておきます。
ノース・ピークスタッフは、この間に英語を話せる友達をカフェに来てもらって練習に付き合ってもらったり、電話したりして、極力試験前に英語を話すようにしていました。
自分のスピーキングテストの15分前にはまた会場にチェックインし、テストを受験します。
スピーキングテストが終われば、 IELTSの受験は終了。あとは試験結果を待つのみです。
④試験結果は2週間後にオンラインで確認できる
試験結果は、受験日から2週間後に、 IELTSの自分のアカウントページで確認することができます。
また顔写真付きのテスト結果もその日に発送されます。
(※試験運営元によっては、依頼をしないと発送してくれないこともあるようです)
IELTSのスコアは受験してから2年間有効です。移民申請やカレッジ・大学の申請を行う場合は有効期限が問題ないか、必ず確認しましょう!
受験当日の注意点
持ち物は必ずチェック
*パスポート(申し込み時に提出している身分証明書)
*鉛筆と消しゴム( IELTSはシャーペン・ボールペンの持ち込みNGです)
*ラベルを剥がしたペットボトル(水の持ち込みはOKですがラベルは剥がさないといけません)
逆に腕時計などは必要ありません。こちらは試験前に外すよう求められます。時間の確認は試験会場内の時計、試験管のアナウンスによって確認します。
トイレ休憩はなし
受験当日の流れでもご案内した通り、一度テストが始まると、ライティングまで全て通しで受験します。トイレに行くことはできますが、自分の試験時間を使っていかないといけないため、トイレは試験前に済ませておきましょう。
試験対策がとっても大事
移民申請やカレッジ・大学への申請で IELTSのスコアが必要な場合、点数は高ければ高い方が有利です。
IELTSは受験料も高く、各スキル難易度の高いテストになります。問題を解くためのテクニックやコツなどは独学で学ぶには難しいこともあるため、しっかりと試験対策ができる IELTSコースを開講している学校にて目標スコア到達できるよう、しっかり学びましょう!
IELTSを勉強したい、スコアを伸ばしたいと検討されている方はぜひノース・ピーク留学センターへご相談ください♪