カナダ留学は英語を使って専門知識を学びたい方にもおすすめです。その中でもカレッジ留学は学位を取得できる魅力的な選択肢です。この記事では、カナダの公立カレッジと私立カレッジの違いについて詳しくご紹介します。
カナダのカレッジとは?

カナダのカレッジは、日本でいう短期大学や専門学校に近い教育機関です。1~2年でCertificate(修了証)やDiploma(ディプロマ)などの学位を取得でき、実践的なスキルを学ぶことができます。
カナダのカレッジは大きく分けて私立カレッジと公立カレッジの2種類があります。それぞれの違いを以下で詳しく見ていきましょう。
1. 学費の違い

公立カレッジ
公立カレッジは各州政府の補助金を受けて運営されていますが、留学生は補助金の対象外となるため、学費は現地の学生の2~3倍に設定されています。
私立カレッジ
私立カレッジは州政府の補助金がなく、留学生と現地学生の学費がほぼ同じ水準です。また、学費を比較的安く設定したり、プロモーションを定期的に行ったりして、留学生を積極的に受け入れている学校も多くあります。
上記の理由から、私立カレッジには留学生が多い一方、公立カレッジではカナダ人学生と一緒に学ぶ機会が多い点もそれぞれの特徴です。
公立カレッジ | 私立カレッジ | |
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1年あたりの学費 | 約150万〜250万円 | 約100万〜180万円 |
※学費は各カレッジや専門分野によって異なります(例:IT、ヘルスケア分野は高め)。
※為替やカレッジのプロモーションによっても学費は変動します。
2. 学べるプログラムの幅

公立カレッジ
公立カレッジは州の資金援助の元運営されているため施設が充実しており、分野ごとに専用キャンパスがある場合もあります。また、高品質なカナダの教育水準を反映し、政府が監修したカリキュラムに基づく実践的な授業が提供されています。
私立カレッジ
私立カレッジは提供するプログラムが特定の分野に限られることが多いです。近年では選択肢が増えつつありますが、公立カレッジと比べると選べる範囲は狭いのが現状です。
公立カレッジで学べる分野 | 私立カレッジで学べる分野 |
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幅広い (例:工学、医療、芸術、IT、ビジネス、ホスピタリティ、ツーリズム、ファッション、ジュエリー、チャイルドケア、社会福祉、建設、建築、土木関連エンジニア、調理師、農業関連erc…) | 限定的 (例:ビジネス、IT、ホスピタリティ、貿易、ツーリズム、チャイルドケア) |
3. 卒業後の選択肢

公立カレッジ
公立カレッジの特定のプログラムを卒業した留学生は、1~3年の就労ビザ(Post-Graduation Work Permit: 通称PGWP)を取得することが可能です。さらに、公立カレッジでの学歴やカナダでの職歴は永住権申請の際に有利となることが多いため、将来的にカナダでの移住を目指す方には魅力的な選択肢です。
学んだ専門分野の知識を活かし、カナダでキャリアを築きたいと検討している方は、カレッジのプログラム選びがとても大切です。
カレッジ卒業後、就労ビザを取得できる専門分野 (※2025年1月時点) |
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・Agriculture and agri-food (農業関連) ・Healthcare(医療関連) ・Science, Technology, Engineering and Mathematics (STEM)(IT関連) ・Trade(技能職) ・Transport(運輸) ・Childcare (幼児教育) |
※希望の分野やプログラムが卒業後の就労ビザ対象か気になる場合は、カレッジまたはエージェントへ事前に確認しましょう。
私立カレッジ
私立カレッジ卒業生はPGWPを取得できないため、卒業後にカナダでの就労を希望する場合は、ワーキングホリデービザや他の滞在許可を活用する必要があります。ただし、学んだスキルを日本など他国で活かす留学プランとしては非常に実用的です。
公立カレッジと私立カレッジのおすすめポイント
公立カレッジがおすすめな人
- 幅広い分野から自分に合ったプログラムを学びたい
- 卒業後にカナダでキャリアを築きたい
- カナダへの永住を目指している
私立カレッジがおすすめな人
- 学費を抑えて留学したい
- 学びたい分野が絞られている(例:ビジネス、IT、ホスピタリティなど)
- 学んだスキルを日本や他国で活かしたい

まとめ
カナダのカレッジは、学校やプログラムによって特徴が異なります。自分の目標や予算に合った選択肢を見つけるために、ぜひNorth Peak留学センターまでお気軽にお問い合わせくださいね!