【留学編】モントリオールに行こう!

こんにちは、Tomoyoです。前回の【観光編】モントリオールに行こう!をご覧いただいた生徒さんから、早速モントリオール旅行の予定を立てたと連絡がありました(ありがとうございます!)前回のブログから少し時間が空いてしまいましたが、今回は留学編ということでモントリオール留学のメリット・デメリット(注意すること)やおすすめの語学学校の紹介をさせていただきます。

モントリオール留学メリット

前回のブログでも触れましたが、モントリオールのあるケベック州はカナダの州の中で唯一公用語がフランス語と定められています。そのため他州にはない魅力があるんです。

英語もフランス語も学べる

モントリオール留学の一番のメリットはやはり英語もフランス語も学べるというポイントです。カナダでは英語・フランス語の2言語が公用語と定められています。また、カナダには10の州(province)と3の準州(territory)がありますが、州ごとにも公用語が定められています。
13ある州・準州の中でモントリオールのあるケベック州のみが唯一フランス語を公用語として制定しています。そのため市内の看板や電車のアナウンスなどもフランス語で統一されています(補足表記として一部英語もあり)

標識も全てフランス語!

ただカナダの他の地域では英語が話されていることや、ケベック州の中でもモントリオールはオンタリオ州(英語)との州境に近いことから、モントリオールの人はフランス語・英語どちらも話せるバイリンガルの方がほとんどです。同じケベック州内でもケベックシティはフランス語しか話せない人も多いので、フランス語が初心者の方はモントリオールの方がおすすめです。

そのようなバイリンガルの街という背景があるので、モントリオール市内の語学学校のほとんどが英語プログラム・フランス語プログラムを選んで学習することができます。学校によっては「午前は英語、午後はフランス語」などハイブリッドスタイルで学ぶこともできます。

Tomoyoの写真
Tomoyo

英語とフランス語は同じ系統の言語なので、英語の基礎がある方はフランス語も比較的短時間で習得できると言われています。

フランス語に挑戦してみたい方や、私のように大学の第二言語でフランス語を学んだはずなのに忘れてしまった方(笑)には本当におすすめです!私の今回の訪問は2日間という短い期間でしたが、それでも20年ほど前にフランス語の記憶が蘇ってきました(少しだけですが笑)

おしゃれな街並み

カナダは独立前は、その場所をめぐってイギリスとフランスが植民地争いをしていたという歴史があります。フランス人が多く入植した現在のケベック州のある地域は、カナダ全体がイギリスの植民地となった時代もフランス文化を守り続けていました。カナダがイギリスから独立した後も現在に至るまで独自の文化を守り続けているという経緯があります。
そんなカナダに来たフランス人が母国を模した街並みを再現したから、モントリオールはヨーロッパの情緒あふれる街並みになっているんですね。

市内外にたくさんの観光名所

モントリオールにはたくさんの観光名所があります。詳しくは【観光編】モントリオールに行こう!を見てみてください。モントリオールに留学される方は、モントリオールを拠点にいろいろな場所に旅行に行くこともできます。

モントリオールと同じケベック州内で有名な観光地と言えばケベックシティです。こちらはバスで4時間ほどで行くことができます。コンパクトな街なので週末の旅行にいいですね。秋の時期は紅葉の名所にもなります。
また、州境を挟んだオンタリオ州にあるのはオタワです。モントリオールからバスや鉄道で1時間半〜2時間で行くことができるので日帰り旅行も可能です。同じくオンタリオ州にあるカナダ最大の都市トロントへは、バスや鉄道で5時間半〜6時間です。

モントリオールには国際空港があるためカナダ国外への旅行もおすすめです。アメリカの東海岸エリア(ボストン、ニューヨークなど)は交通の便もよく、飛行機はもちろん長距離バスで行くこともできます。

また、モントリオールはカナダの東側のエリアにあります。つまり大西洋を渡った先はヨーロッパです。ヨーロッパの西側の国(ポルトガル、イギリス、スペインなど)でしたら飛行機で7、8時間で行くことができます。日本からヨーロッパへは長期休暇を取らないと旅行は難しいですが、カナダからならもう少しハードルが低くヨーロッパに行けますね!

モントリオール留学のデメリット

上で紹介したように、モントリオール留学にはたくさんの魅力がありますが、独特の文化を持つがゆえのデメリットもあります。

英語かフランス語がある程度できる方向け

上で紹介したように、ケベック州の住民はフランス語・フランス文化を守るために多大な努力をしてきました。そのため、フランス語が公用語と定められていたり、アナウンスや看板もフランス語にするなど、法律でもフランス語がきちんと守られるようなルールが敷かれています。

つまり、留学初日から目に入るもの、耳にする言語はすべてフランス語です。モントリオールに住む人は英語も話すことができるバイリンガルの人も多いですが、中には英語があまり上手でない方もいます。
例えば英語力が初級の留学生が、英語が苦手なモントリオールの人に道を聞いた場合どうなるでしょう。こちらも向こうも英語が得意でなければ意思の疎通に苦労することが想像に難くないですよね。またフランス語訛りの英語は、慣れていないとかなり聞き取りにくいです。
道に迷ったくらいならならまだ何とかなるかもしれませんが、犯罪被害に遭ってしまったり、病気や怪我をしてしまった時、シェアハウスの契約など中級以上の言語力が必要な場面ではどうでしょう。

Tomoyoの写真
Tomoyo

モントリオールに限りませんが、緊急時に一次対応ができるくらいの語学力は身につけてから出発しましょう!

そう考えると、モントリオール留学は英語またはフランス語がどちらかある程度できる方に向いていると言えます。モントリオールは留学先として人気のトロントやバンクーバーと比べると日本人コミュニティーの規模も小さいため、何かあった時に日本語で頼れる場所も少ないです(人によっては「日本人が少ない」ことはメリットではあります)
ある程度意思疎通ができる英語力(TOEICだと700点以上)がある状態で渡航するか、まずは英語圏の都市(トロント、バンクーバーなど)で英語力を身につけてから移動するのがおすすめですよ!

冬は寒さが厳しい

モントリオールの夏はカラッとしていて晴れの日も多く、気温も暑くても30℃ほどととても過ごしやすいですが、冬は一転して曇りや雪も多く何よりとても寒くなります。冬の日中の平均気温はマイナス10℃ほど、夜間はマイナス20℃になる日も珍しくありません。
同じ東エリアの街でもトロントはモントリオールよりは寒くない(マイナス10℃〜15℃)ですし、バンクーバーの冬は日本と同じくらいの寒さです(ただし雨が多いです)ので、寒さが苦手な方は冬が来る前に他都市に移動するか、現地で防寒グッズを揃えましょう

二都市留学のすすめ

ここまでで「モントリオールに行きたいけど、英語もフランス語も初級だから難しいかな」と思われた方におすすめしたいのが二都市留学です。モントリオール留学は先述の通りどちらかの言語(現実的には英語)が少なくとも日常会話程度はできないと生活においてかなり不便になってしまいます。
そこで英語圏の都市である程度英語力を身につけた上でモントリオールに移動する二都市留学はいかがでしょうか。

トロント+モントリオール

トロントはカナダ最大の都市で、留学生にも人気の街です。大小合わせて約30校ほどの語学学校があるので、伸ばしたいスキルや学校の雰囲気など希望に合う語学学校が見つかりますよ。またワーホリビザで留学をする方にもトロントはおすすめです。大都市トロントには日本食レストランなど英語力をあまり求められない職場も多くあります。
英語力が初級でも働ける環境があるので、まずは語学学校に通いながらアルバイトをして、英語力が身に付いたらモントリオールに移動するということも可能です。

バンクーバー+モントリオール

バンクーバーもトロントに並ぶ留学生に人気の渡航先です。トロントやモントリオールはカナダの東側にありますが、バンクーバーは西海岸に面していて気候も穏やかなので、モントリオールとは違った街の様子を楽しむことができます。また、カナダの他のエリアよりも冬の寒さが穏やかです(寒くてもマイナス一桁など日本の冬と同じくらいの寒さです)

冬にカナダに留学する予定の方は、まずは気候の穏やかなバンクーバーで英語力を鍛えて、4月〜5月くらいに暖かくなってからモントリオールに移動するなど渡り鳥のような留学スタイルもいいですね。

モントリオールおすすめの語学学校

最後はスタッフTomoyoがモントリオール出張に行った際に訪問したおすすめの語学学校を4校紹介します!今回紹介する学校はどこも英語・フランス語どちらも学ぶことができます。どちらにしようか(もしくは両方?)考えながら続きを読んでくださいね!

BLI

まずはモントリオール旧市街、ノートルダム大聖堂の目と鼻の先にあるBLIです。BLIのキャンパスはモントリオールとケベックシティにあり、どちらも少人数制でアットホームな雰囲気が特徴の学校です。日本人の留学生は一年を通して少なく中南米の生徒が多めです。

ILSC

カナダ最大規模・世界展開もしているILSCのキャンパスはトロント・バンクーバーにもありますが、モントリオール校は3校の中でも一番規模が小さく大手語学学校のプログラムを小規模で受講ができます。
グループ校Greystone College(私立カレッジ)のプログラムはモントリオール校でも提供されているので、語学学校→カレッジとステップアップしたい方にもおすすめです。

ILSCの詳しいデータはこちら

UMC

UMCはトロント、モントリオールにキャンパスのある中規模校です。トロント校では英語プログラムのみの開講となりますが、ビジネス・通訳翻訳・スピーキングなど専門プログラムが充実しています。
トロント校で英語力を高めてからモントリオール校に移動という二都市プランにもおすすめの学校です!

UMCの詳しいデータはこちら

EC

ECも世界中にキャンパスのある大規模校です。カナダにはトロント・バンクーバー・モントリオールにキャンパスがあり、長期で申込みをして都市を移動する方も多くいます。また、モントリオール校では30歳以上の方が入学可能な30+や、50歳以上の方が参加できる短期プログラム50+(ワイナリーや料理教室などがアクティビティに組み込まれています)もあるので、20代の方の留学はもちろん、落ち着いた雰囲気を求める30歳以上の方の留学にも人気があります。

ECの詳しいデータはこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか。この時期のモントリオールはカラッとした晴れの日が続いていて、観光をするのにも留学を始めるにピッタリの季節です。モントリオール留学が気になるという方はぜひノース・ピーク留学センターにお問合せくださいませ!