【上級編】PRESTOカードを便利に使おう

こんにちは、先週は少し暖かい日もあったので「春かな?」と勘違いしてしまいましたが、もちろんまだまだ先のことで、すっかりまた冬の気温になってしまいましたね笑
今日は先日のPRESTOカードの基本編に引き続き、後半【上級編】です。みなさんはPRESTOカードの基本的な使い方には慣れましたか?今回の上級編は便利なPRESTOカードをさらに便利に使う方法のご紹介です!

PRESTOアカウント

この記事を見られている方は、きっと既にご自分のPRESTOカードをお持ちだと思いますが、オンライン登録はお済みですか?オンライン登録をしておくと、アカウント上でカード残高を確認したり、チャージをしたり、万が一無くしてしまった時に、新しいカードに残高や定期券を移行する手続きができます。ぜひ忘れないうちにやっておきましょうね。

アカウントの登録方法

ここからはPRESTOアカウントの登録方法を詳しく説明します。登録はここからできます。まずはPRESTOカードサイトにいきましょう。

「I’m new to PRESTO」をクリック
「Create a New PRESTO Account」をクリック
メールアドレスを2ヶ所に入力、チェックマークを付けて、「Next」をクリック
メールアドレスを確認して、「Send Varification Code(認証コードを送信)」をクリック
メールから認証コードを確認
Varification Code(認証コード)を入力し「Next」をクリック
メールアドレスの登録が完了しました。「Next」をクリック
パスワードを2ヶ所に入力し、「Next」をクリック
氏名、住所、電話番号を入力。キャンペーン情報受取希望の有無、決済完了通知メール受取希望の有無にチェックを付けて「Create Account」をクリック
アカウント登録が完了しました!「Go to Dashboard」をクリック
ページ中ほどにある「Add a Card」をクリック
Tomoyoの写真
Tomoyo

まだPRESTOカードを持っていない人はTTCの駅やShoppers Drug Martなどで購入してから次のステップにいきましょう

お持ちのPRESTOカードの裏面を見て、17桁のカード番号と3桁の認証番号を入力し「Next」をクリック。
カードの裏面(実物)は↑こんな感じです。
PIN(暗証番号)を2ヶ所に入力します。PINは4桁の数字のみ設定できます。
カードの名称は、My CardやWorkなどご自身が分かりやすいものなら何でも大丈夫です。
全て入力したら「Next」をクリック
入力に間違いがないか確認し「Confirm(確定)」をクリック
これでPRESTOアカウントにお手持ちのPRESTOカードが登録できました!「Load My Card(チャージ)」「Set up Autoload(オートチャージを設定)」「Set up Autorenew(定期券自動購入を設定)」から希望するメニューを選びましょう。

便利な機能

無事にPRESTOカードの登録はできましたか?PRESTOカードは金額や定期券をチャージして使うだけではなく、便利な機能やお得な割引もあります。

Autoload(オートチャージ)

PRESTOカードでは、残額が設定金額以下になると、PRESTOカード利用時に自動的に設定した金額がチャージされるオートチャージを設定することができます。設定はダッシュボードの「Add Funds or Autoload」から行います。例えば↓の画像の場合、残高が$10を切ったら$20が自動でチャージされるようになります。

Autorenew(定期券の自動購入)

先ほどのオートチャージと似ていますが、Autorenewは定期券の自動購入です。定期券は毎月1日から使用することができますが、意外に買い忘れることが多いので、心配な方は自動購入を設定していいかもしれないですね。設定はダッシュボード>「Add Transit Pass or Autorenew」>Select a Transit AgencyからToronto Transit Commission(TTC)を選択し、下の画像のようにチェックを入れていきます。
End Date(自動購入を停止する月)は入力しなくてもOKです。入力しなければ自動購入がずっと続きます。

年割でお得に乗ろう

2023年2月現在、PRESTO定期券は$156ですが、12ヶ月(一年)分購入登録をすると1ヶ月あたり$143で購入することができます。

Tomoyoの写真
Tomoyo

約8.3%の割引率!

設定は先ほどと同じように、ダッシュボード>「Add Transit Pass or Autorenew」>Select a Transit AgencyからToronto Transit Commission(TTC)を選択し、TTC Adult 12 Month Passをチェックします。なお、支払いは月々になり、一括で一年分を支払うことはできません。

注意点ですが、万が一契約の途中で定期券の購入を中止したくなった場合、契約変更の際に今までの割引分($13 x 割引購入した月数)プラス事務手数料$25が請求されます。
年割購入は、必ず一年間TTCを利用する予定がある方向けなので、購入は慎重に検討しましょう。

Q&A

最後に生徒さんから時々ある質問と回答をご紹介します!

SuicaみたいにスマホにPRESTOカードを入れて、スマホを改札にタッチして入場できますか

残念ながら、スマホやアップルウォッチなどにPRESTOカードを入れて、タッチして利用することはできません。必ずカードが必要になります。
入れられたら便利になるので、今後のPRESTOの発展に期待しましょう笑

帰国するんですが、カードの残額を返金してもらうことはできますか?

返金してもらえます!返金を受けるためにはPRESTOカードがアカウントに登録されている必要があります。まだ登録をしていない場合は、この記事の前半を見ながらまずは登録をしましょう。
返金は郵送各公共交通機関の窓口で手続きが可能です。なお、返金手続きには、返金額の4%の事務手続き費用がかかり、カード代の$6は返金不可となっています(記念に持って帰りましょう)また、定期券も返金不可となっています。

郵送の場合

ここからフォームをダウンロードし、印刷してフォーム記載の住所に郵送しましょう。

窓口の場合

カード残高が$50以下の場合は窓口で手続きをすることもできます。
残念ながら、PRESTOの公式サイトで窓口の情報が記載されていませんでした(「各公共交通機関にお尋ねください」と書かれていました汗)TTCであれば、おそらくDavisville駅にあるTTC事務所で手続きができると思います。
また、弊社の生徒さんでUnion駅のGo Trainの窓口で手続きをされた方がいました。2023年2月現在の情報になるので、ご不安な方はお近くのTTCの駅で聞いてみてくださいね。

UP Expressでピアソン空港に行きます。注意点は?

PRESTOカードはTTC以外の公共交通機関でも利用することができますが、TTCのように「片道同一運賃」ではない公共交通機関もあります。例えばUnion駅とピアソン空港を繋ぐUP Expressは、乗車区間によって運賃が異なります。

TTCで「入場するときだけタッチ」に慣れていると、どうしても降車してからタッチを忘れがちですが、UP ExpressやGo Trainを利用の際は、入場・出場どちらもタッチするのを忘れないようにしましょう。忘れてしまうと、区間内の一番高い金額が請求されてしまいます。

乗車前・後車後にUPという表示のあるポール(機械)にタッチしましょう

自動改札でエラーが出てしまって入場できない!どうしたらいいですか?

PRESTOカードの運用が始まってから、改札に配置される駅員さんの数が減りました。エラーで入場できず、駅員さんが近くにいない場合は近くにインターホンが無いか探してみましょう。インターホン越しにエラーを対処してもらえることがあります。

カレッジ生です。Student IDを携帯しないでTTCに乗ったら違反切符を切られてしまいました。どうしたらいいですか?

カレッジや一部の語学学校に通う方の中には、学割定期券を持っている方もいると思います。学割定期券を使用する場合は①学割PRESTO、②学校から発行された学生証、③TTCの学生証(TTC student ID。詳しくはこちら)の3点セットを携帯する必要があるので、運悪く検札の人(fare inspector)に見つかってしまった場合は大人しく罰金を支払いましょう。
私の友人が昔たまたま学生証を携帯しない時に検札に捕まってしまい、数百ドルほど罰金を請求されてしまいました。このように罰金はかなり高額になることが多いので、学生の方はお気をつけくださいね!

PRESTOカードを紛失しました。どうしたらいいですか?

PRESTOを無くしてしまった場合、アカウント登録をしてあれば、チャージ金額や定期券を新しいPRESTOカードに移行することができます。ダッシュボードの左側のメニューの一番下にあるReport Lost Card(カード紛失の届出)から手続きをします。
「手元に新しいカードが既にある場合」「手元に新しいカードはないが、まずは今のカードを止める手続きをしたい」などいくつか選択肢があるので、ご自身の状況に合ったものを選んで手続きを進めましょう。

また、地下鉄Bay駅にはLost Articles Office(落とし物センター)があります。TTC内での落とし物は、地下鉄・バス・ストリートカーどこで無くしたとしても、最終的には落とし物センターに届きますので(もちろん誰か親切な方が拾って届けていればという前提ですが)、PRESTOを紛失した場合も念のため落とし物センターを確認してみてもいいかもしれません。

まとめ

この記事でもお分かりいただけたかと思いますが、PRESTOを便利に、そして安心して使うためにはオンライン登録をしておくのがベストでしょう!お時間のある時にぜひ登録をして、引き続きトロント生活を楽しんでくださいね^^