公立カレッジ

専門スキルを身につけ、カナダでのキャリアにつなげる

カナダの公立カレッジは、カナダ人の学生と同じ環境で、英語で専門分野を学ぶ高等教育機関です。ビジネス、IT、ヘルスケア、幼児教育、ホスピタリティ、技術職など幅広い分野から将来のキャリアに合わせてプログラムを選ぶことができます。
授業はもちろん、課題やプレゼンテーション、グループワーク、試験などもすべて英語。語学学校や私立カレッジと比べて求められる英語力や学習量は高く、学費や時間の負担も大きくなります。

その一方で、専門知識やスキルを身につけるだけでなく、カナダの高等教育機関を卒業し、新たな学歴を築けることは公立カレッジならでは。さらに条件を満たせば、卒業後はPGWP(Post-Graduation Work Permit/ポスグラビザ)を取得してカナダで働くこともできます。
決して簡単な留学ではありませんが、時間と費用をかけて本気で学び、その先のキャリアまでカナダで築いていきたい方にとって、得られるものの大きい留学です。

こんな方におすすめ

  • カナダ人の学生と一緒に、英語で専門分野を学びたい
  • カナダで新たな学歴を築きたい
  • 時間と費用をかけてでも、将来のキャリアにつながる専門知識や経験を身につけたい
  • 卒業後はPGWPを利用して、カナダでの就職を目指したい
  • 将来的なカナダでの永住権取得も視野に入れている

公立カレッジ留学 概要

公立カレッジには、1年制のCertificate、2年制のDiploma、3年制のAdvanced Diplomaなど、期間や学習内容の異なるさまざまなプログラムがあります。
高校卒業後の進学先としてだけでなく、大学卒業後や社会人になってから、これまでの学歴や職歴を活かして専門性を高めたり、新しい分野へキャリアチェンジしたりするために進学することもできます。

公立カレッジ留学の基本情報

半年以上学校(語学学校やカレッジ)に通う方は学生ビザの申請が必要になります。

対象高校卒業以上(年齢制限なし)
留学期間通常1〜3年程度
入学時期9月・1月・5月
英語力通常IELTS 6.0以上の一定の英語力が必要
学べる分野ビジネス、IT、ヘルスケア、幼児教育、ホスピタリティ、技術系など多岐にわたる
卒業後条件を満たせばPGWPの申請が可能

【2026年】公立カレッジ留学の最新情報

近年、カナダでは留学生を取り巻く制度が大きく変化しており、公立カレッジへの進学もその影響を受けています。留学生の受け入れ枠が以前より限られているほか、PGWP(詳しくはこちら)の対象となるプログラムにも条件が設けられているため、学校名だけでなくプログラムまで確認して選ぶことが重要です。

また、制度変更によって、以前は留学生が選べたプログラムが現在は募集を停止していたり、PGWPの対象状況も随時変わっています。PGWPの対象となる人気の高いプログラムは早期に定員に達することもあるため、希望する入学時期から逆算して早めに準備を始めることをおすすめします。

公立カレッジで学べる分野

公立カレッジでは、ビジネスやITだけでなく、ヘルスケア、幼児教育、ホスピタリティ、航空、芸術分野など、幅広い専門分野を学ぶことができます。例えばトロントのSeneca Polytechnicでは、190以上のフルタイムプログラムがあります。

「何を学ぶか」だけでなく、これまでの学歴や職歴、卒業後に目指すキャリアから、自分に合ったプログラムを選べることも公立カレッジの特徴です。以下で一部のプログラムを紹介します。

ビジネス・経営

Accounting、Finance、Human Resources、Supply Chainなど。業界を問わず活かせる分野が多く、これまでの職歴を活かして専門性を高めたい社会人にも選ばれています。

IT・テクノロジー

Computer Programming、Cybersecurity、Data Analyticsなど。プログラミングからデータ、セキュリティまで専門分野が細かく分かれており、目指す職種に合わせてプログラムを選べます。

ヘルスケア

Nursing、Dental Hygiene、Medical Laboratoryなど。カナダで人材不足となっている分野のひとつで、今後も需要が見込まれます。

幼児教育・コミュニティサービス

Early Childhood Education、Social Service Workerなど。教室で学ぶだけでなく、保育施設やコミュニティの現場で実習を行うプログラムが多いことも特徴です。

ホスピタリティ・観光

Hospitality、Tourism、Culinaryなど。ホテルやレストラン、観光など、人と接する仕事を中心に幅広いキャリアにつながる分野です。接客だけでなく、運営やマネジメントについて学べるプログラムもあります。

技術・専門職

Aircraft Maintenance、Automotive、Constructionなど航空機整備士や自動車整備士をはじめ、専門技術を身につけて働く仕事につながる分野です。実習設備を使いながら、仕事に必要な技術を実践的に学びます。

卒業後にカナダで働く「PGWP」

公立カレッジ留学の大きな特徴のひとつが、卒業後にカナダで働くチャンスがあることです。
PGWP(Post-Graduation Work Permit)は、条件を満たす学校・プログラムを卒業した留学生が申請できる就労ビザです。取得すると、最長3年卒業後もカナダに滞在して働くことができ、学校で学んだ専門分野を現地でのキャリアにつなげることができます。

ただし、公立カレッジを卒業すれば必ずPGWPを取得できるわけではありません。 学校やプログラム、プログラムの期間、専攻分野などに条件があります。

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Tomoyo

North Peakからのアドバイス

North Peakでは、学校を選ぶ段階から「何を学びたいか」だけでなく、卒業後にカナダで働きたいか、どんな分野で活躍したいかまで確認したうえでプログラムをご案内しています。ぜひご相談ください!

公立カレッジへの入学方法

公立カレッジでは、専門分野の授業をすべて英語で受けるため、入学時に一定の英語力が求められます。主な入学方法は、IELTSなどの試験のスコアを提出する方法と、語学学校のPathwayプログラムを経由する方法です。

Pathwayを利用して進学する

提携する語学学校のPathway(大学・カレッジ進学)プログラムを修了することで、IELTSなどの英語試験を受けずに進学条件を満たす方法です。カレッジによっては、付属の英語プログラムから進学できる場合もあります。

Pathwayでは英語力を伸ばすだけでなく、エッセイの書き方、プレゼンテーション、グループワークなど、カレッジの授業で必要になるスキルも学びます。
特に、英語力に不安がある方や、カレッジでの授業に向けてしっかり準備したい方には、Pathwayでの進学がおすすめです。

英語試験のスコアで直接入学する

IELTS AcademicやTOEFLなど、カレッジが指定する英語試験で必要なスコアを取得して出願する方法です。
必要なスコアは学校やプログラムによって異なりますが、IELTS 6.0〜6.5がひとつの目安です。英語力がすでに入学基準に達している方は、語学学校に通う期間を省いて直接カレッジへ出願が可能です。

カレッジ独自の英語試験を利用する

日本で大学へ進学する際に、志望大学の入学試験を受けるのと似た方法です。一部の公立カレッジでは、カレッジ独自の試験を受け、その結果で英語の入学条件を満たすことができます。

ただし、日本の大学入試と異なり、すべてのカレッジが独自の試験を用意しているわけではありません。 また、キャンパスでの対面受験が基本となるため、日本から出願する方には利用しにくく、すでにカナダに滞在している方に向いている方法です。

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North Peakからのアドバイス

英語力が入学基準を満たしていても、North PeakではできるだけPathwayを経由して進学することをおすすめしています。
公立カレッジでは、英語力だけでなく、北米のカレッジならではの授業や課題に対応する力も必要です。エッセイ、プレゼンテーション、グループワークなど、日本とは異なる形式も多く、英語力が高くても慣れていないと入学後に苦戦することがあります。

Pathwayは単に「英語力が足りない方が入学条件を満たすためのコース」ではありません。カレッジに入ってから授業についていくための準備としても活用できます。

North Peakでは、入学をゴールにするのではなく、入学後にしっかり授業についていき、卒業することまでを考えた進学プランをご案内しています。

モデルプラン

公立カレッジへの進学目的は、これまでの経歴や卒業後に目指すキャリアによってさまざまです。ここでは、公立カレッジを活用した3つのモデルプランをご紹介します。

プラン① 海外進学を帰国後のキャリアアップにつなげる

こんな方におすすめ

  • 日本での職歴を活かして専門性を高めたい
  • 海外で専門分野を学び、現地で働く経験もしたい
  • 帰国後の転職やキャリアアップにつなげたい

モデルスケジュール

日本: 大学卒業後 数年間
大学卒業後、日本企業で数年間勤務。これまでの職歴を活かしながら専門性を高めるため、海外進学を決意。IELTS 6.5を取得し、公立カレッジへの直接入学を目指します。

留学1年目: 公立カレッジ
これまでの職歴に関連する知識を深めるためGraduate Certificate(PGWP対象プログラム)へ進学。より専門的な知識やスキルを英語で学びます。

留学2年目: PGWPで現地就職
PGWPを利用して、学んだ分野に関連する仕事に挑戦。カナダでの就労経験を積んだ後は日本へ帰国し、これまでの職歴に海外で身につけた専門性と経験を加えて、仕事の幅や責任を広げていきます。

ポイント

永住だけが公立カレッジ進学のゴールではありません。日本で築いたキャリアに、海外での学歴と就労経験をプラスするという活用方法もあります。

プラン② ワーホリをきっかけに未経験からECEへキャリアチェンジ

こんな方におすすめ

  • ワーホリを経験し、カナダでもっと長く暮らしたい
  • これまでとは違う分野で新しいキャリアを築きたい
  • カナダで専門職として働くことを目指したい

モデルスケジュール

日本: 大学卒業後 数年間
大学卒業後、一般企業で営業職として数年間勤務。大学時代に諦めていた留学に挑戦するため退職し、ワーキングホリデーでトロントへ渡航します。

留学1年目: ワーキングホリデー
トロントで生活するうちに、もっと長くカナダで暮らしたいと考えるように。せっかく滞在するなら現地で手に職をつけたいと、公立カレッジへの進学を決意し、語学学校のPathwayコースを受講。

留学2・3年目: 公立カレッジ
未経験からECE(Early Childhood Education: 幼児教育)を専攻。授業だけでなく保育現場での実習も経験し、カナダで保育士として働くために必要な知識と経験を身につけます。

留学4年目〜: PGWPで現地就職
PGWPを3年取得し、保育施設などでECEとして勤務。大変ですがやりがいのある仕事で毎日頑張っています。

ポイント

ワーホリでカナダを知ってから、その後の進学と就職に繋げるプランです。「もう少しカナダにいたい」から一歩進んで、現地で新しいキャリアを築くために進学という選択肢があります。

プラン③ 公立カレッジからカナダの大学へ編入

こんな方におすすめ

  • 高校卒業後、カナダで大学卒業を目指したい
  • 英語力を伸ばしてから専門課程へ進みたい
  • カレッジから段階的に大学進学を目指したい

モデルスケジュール

半年間: 語学学校のPathway
留学前の英語力は英検準2級。まずは語学学校のPathwayで英語力を伸ばしながら、エッセイやプレゼンテーションなど、進学後に必要となる力を身につけます。予定通り6ヶ月でPathwayを卒業したので入試やIELTSを別途受ける必要なく公立カレッジに出願。

カレッジ1,2年目: Seneca Polytechnic
トロントにあるSeneca Polytechnicという公立カレッジでUniversity Transferプログラムを専攻。幅広い科目を学びながら、大学への編入を目指します。このプログラムは2年間のOntario College Diplomaで、York UniversityやUniversity of Torontoなどへの編入ルートがあります。

カレッジ卒業後:York Universityへ編入
必要な成績などの条件を満たしてYork Universityへ出願。Senecaで取得した単位の一部を移行し、Bachelor’s Degree取得を目指します。大学での勉強はカレッジとは違った挑戦になりますが、語学学校やカレッジで身につけた英語力やアカデミックスキルを土台に、大学の勉強も頑張ります。

ポイント

カナダの大学の留学生向けの学費は非常に高額になるので、大学卒業までの課程の一部をカレッジで学ぶことで、学費を抑えられる場合があります。Senecaの同プログラム自体も、DiplomaとDegreeを最短4年間で取得できるルートとして案内しています。

こちらもご覧ください
▶︎ ワーキングホリデー
▶︎ 私立カレッジ

よくある質問

英語力が足りなくても公立カレッジに進学できますか?

はい。IELTSなどのスコアが入学基準に達していなくても、提携する語学学校のPathwayを経由して進学が可能です(一部プログラムを除く)英語力だけでなく、エッセイやプレゼンテーションなど、カレッジ進学後に必要となる力も準備できるため、North Peakでもおすすめしている進学方法です。

公立カレッジを卒業すれば必ずPGWPを取得できますか?

いいえ。PGWPは学校やプログラム、プログラム期間など複数の条件を満たす必要があります。公立カレッジだから必ずPGWPを取得できるわけではありません(以前はどのプログラムでもPGWPの対象になっていたので、そのような情報を目にしたら、その情報が古い可能性があります)
卒業後にカナダで働きたい方は、出願前にPGWPの対象となるプログラム(PGWP eligible)か確認することが重要です。

大学と公立カレッジは何が違いますか?

大学が学術的・理論的な学びを中心とするのに対し、公立カレッジでは卒業後の仕事につながる専門知識やスキルを学ぶプログラムが多いことが特徴です。実習を含むプログラムも多く、保育、ヘルスケア、IT、航空機整備など、専門職を目指すための選択肢も豊富です。
一方、University Transferプログラムのように、公立カレッジから大学への編入を目指せるプログラムもあります。

どのくらい前から準備を始めればいいですか?

少なくとも1年前、できれば1年半ほど前からの準備をおすすめします。プログラムによっては早い段階で定員に達するほか、英語力が足りない場合はPathwayの受講期間も必要になります。出願に必要な書類を準備する時間や、学生ビザの申請から許可が下りるまでの時間も確保しておかないといけません。
特に人気プログラムへの進学を希望する場合は、「英語力が整ってから学校を探す」のではなく、早めに学校・プログラムを決めて逆算して準備を進めることが大切です。

私立カレッジのCo-op留学とは何が違いますか?

大きな違いは、学ぶ環境、取得できる資格、卒業後の進路です。
公立カレッジではカナダ人学生と一緒に専門分野を学び、CertificateやDiplomaなどカナダの正式な学歴を取得します。また、条件を満たすプログラムでは卒業後にPGWPを申請し、カナダで働くことも可能です。
一方、私立カレッジのCo-op留学は、座学とインターンを組み合わせ、比較的短期間でカナダでの就労経験を積めることが特徴です。

公立カレッジと私立カレッジの違いを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

その他のよくあるご質問はこちら。

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